茶の実油を商品化に

地元愛鷹茶の「茶の実油」の取り組み

良質な茶の実油を抽出し食品等各種素材に活用

茶の実から絞る茶は、食料用として、また化粧品や各種素材として 利用され、高価で健康に良い成分が含まれた貴重なものです。 しかし、供給のほとんどを中国に依存しているため、本商工会では、 純国産の高品質な茶の油を製造し、産地化を目指しています。 これまで、純粋で良質な油をとるために地元の茶生産者と 協力しながら、様々な調査や検討を行ってきました。 昨年からは、遊休茶畑を活用した実験的な圃場を新たに整備し、 良質で新鮮な茶の実の収穫を試みています。今秋に収穫を行い、 採りたての実で搾油の実験を行う予定です。 (これまでは茶園に落ちていた古い実で実験していました)。

搾油と併せ、油の新たな利用方法と市場の開拓も行っていきます 下の写真の冷凍生茶葉は、今年5月の新茶の時期に摘み取った茶葉を特殊な方法で冷凍したものです。 冷凍茶葉には、生茶葉をそのまま冷凍したものと、生茶葉を浅く蒸してから冷凍したものの2種類を研究しており、 解凍後の状況や料理への利用法が異なります。

茶の実の選別作業搾油のための計量試験機による搾油搾油機から絞り出る茶の実油 茶の実油(実の10~15%採れる)

搾られた茶の実油(実の10~15%採れる)

  • テーマ1 : 地元茶を新しい料理に利用し、茶葉の食材利用を普及させる
  • テーマ2 : 茶の実から絞る油を商品化し、食材や化粧素材等に普及させる
  • テーマ3 : 当地から世界に、地元茶の産地直送を実現し、世界ブランドを確立させる